ドメスティックバイオレンスの被害に悩む人は世の中にたくさんいます。
警察に寄せられる相談件数は年々増え続け、また、その相談件数とは、実際に起こっているドメスティックバイオレンスの氷山の一角と言えるでしょう。
誰にも相談できずに、相手から暴力を受ける日々におびえて暮らしている人はたくさんいます。
ドメスティックバイオレンスとは、配偶者との間で行われている暴力だけではなく、親から子、子から親、兄弟間のほか、内縁関係などといった家族内で行われるものです。
ドメスティックバイオレンスと言うと、暴力(身体的・精神的なものを含む)を想像しますが、そのほかに、外出することや、外との連絡をとれなくするなどといった社会的に隔離してしまうことや、家に収入を入れないなどといった経済的なものなどいろいろあります。
ドメスティックバイオレンスで気をつけなくてはいけないのは、被害者が、誰かに言うと、「何かひどい目にあわされる」と、誰にも相談できずにいたり、他の人間が気付いても、被害者が「でも、後ですごく優しくなるのよ」と言って相手を擁護することです。
誰にも言えないでいると、どんどんドメスティックバイオレンスはひどくなっていきます。
相手に危害を加えた後だけ異常なほどに優しくなるのは、典型的なドメスティックバイオレンスの症例です。
加害者は本人も気付かないうちに暴力と優しくすることを繰り返すことによって被害者を精神的にも縛り付けているのです。
社会はそういったドメスティックバイオレンスに悩まされている被害者をもっと理解し、守っていく必要があります。